特撮ヒーロー、特撮ヒロイン大百科

特撮ヒーロー、特撮ヒロイン大集合
デカレンジャー

特捜戦隊デカレンジャー』(とくそうせんたいデカレンジャー)は、2004年平成16年)2月15日から2005年(平成17年)2月6日までテレビ朝日系列で毎週日曜7:30 - 8:00(JST)に全50話が放送された、東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。「スーパー戦隊シリーズ」第28作にあたる。

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あらすじ

恒星間飛行が現実のものとなり、地球人類異星人の交流が日常となっている時代。犯罪もその態様を変えていた。地球人が持たない身体能力や、地球文明が及ばない科学技術を用いた犯罪は、もはや地球の警察の処理能力の限界を超えてしまっていた。このような犯罪を取り締まる惑星間組織が、スペシャル・ポリス・デカレンジャー(略称「SPD」)―宇宙警察である。

巨人種異星人によるバスジャックが発生した。犯人は「ホージー」こと戸増宝児率いる宇宙警察地球署の刑事達によって素早く逮捕されたが、処理を終えて戻ってきた刑事達に地球署署長ドギー・クルーガーは先に護送されてきた犯人に対する取り調べの結果、彼が謎の金属を持っており、それは地球に存在しない金属であることが分かったことを伝え、彼は何者かによって運び屋に使われたのだろうと告げていた。

聞き込みに出たホージー達は金属の秘密を知る人物を突き止めるが、目の前で何者かに射殺されてしまう。暗殺犯は大量のメカ人間を放って刑事達の足止めを図るが、突如割り込んだ6輪パトカーのマニピュレーターに捕まってしまう。パトカーから降りた、警察官にあるまじき派手な髪型の男の名は赤座伴番。ドギーの要請で地球署に配属されたばかりの新米刑事である。

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特徴

様々な新機軸に対して賛否両面から話題を提供した前作『爆竜戦隊アバレンジャー』への反省から、本作は『電磁戦隊メガレンジャー』以来に女性メンバー2名の5人編成の、オーソドックスな構成でスタートした。

また時代設定は現代(2004年度)であるが、人類が既に宇宙に進出し、宇宙人と日常的に交流を持っている“近未来的”社会な架空の世界観を舞台にストーリーが構築されている。

これまでの戦隊メンバーや関係者でも警察に関わる立場を持ったものはいたが、シリーズで初めて明確に警察をモチーフにして制作された作品である。そのため、本作は刑事ドラマを意識した造りになっている。特にシリーズ構成面では、敵組織を設定せず、毎回、宇宙警察地球署の刑事達が異なる事件を捜査していく、1970〜80年代の刑事ドラマでは主流だった「一話完結」の手法がとられた。これはシリーズを通して一つのドラマを綴っていく傾向が強かった当時の特撮テレビドラマでは異例である。またブルーがリーダーなのは初めてである。なお、劇中ではウメコ(ピンク)が自称リーダーと言っている。

視覚的な特徴として、女性メンバーのスーツがスカートを模したものでなく、男性キャラクターのものと共通仕様になっている点が挙げられる。

また、各エピソードや登場人物のキャラクターには、随所に『太陽にほえろ!』『Gメン'75』『特捜最前線』など1970〜80年代の名作刑事ドラマへのオマージュが込められている。元々、スーパー戦隊シリーズの企画に当たっては、刑事ドラマの古典『キイハンター』が意識されており、結果的に「異なるスキルを持つ者たちがチームを組み、力を合わせて困難を克服する」(「概要」より)という原点への回帰にもなっている。

同シリーズにおける近年の巨大ロボットの戦闘シーンではCGを中心とするスタイルに移行しつつあったが、今作では「CGに頼り過ぎない」のと「質感重視」の方針から、昔ながらのミニチュアを用いた手法を併用しており話題を呼んだ。

本作以降の戦隊シリーズでは、『女性メンバー2人』の設定が非常に多くなる。これは、海外でパワーレンジャーを製作するにあたっての配慮とも考えられる。詳細については、解説を参照。また、本編終了後の『魔法戦隊マジレンジャー VS デカレンジャー』では、海外版の『パワーレンジャー・S.P.D.』の装備を登場させるという、言わば逆輸入の方式が初めて見られた。

デカレンジャーチームのメンバーの苗字は内外の推理小説作家から、名前はお茶から、ドギーら宇宙警察高官の出身惑星名はエジプト神話からヒントを得ている。また、デカレンジャーは変身前も変身後もお互いをニックネームで呼び合っている。

オープニングのタイトルコールは18話のみ、京都ロケということもあり、「特捜戦隊デカレンジャー!(と、5人で叫んだ後に少し間を空けて)どすえ(と、木下と菊地が落ち着いた声でタイトルコールをしている)」になっている。 また、最終話ではナレーションの「5人の刑事たち」が「6人の刑事たち」に変更されている他、キャストのカットが新たに録りおろしになっていたりと凝った点が多い。

オープニングテーマはアニメ作品を中心に活躍するロックデュオ・サイキックラバー、エンディングテーマは『ジャッカー電撃隊』以来の登場となるベテラン・ささきいさおが担当したが、新しい試みとして、17話以降ヒロインがメインの回では通常とは別のエンディングテーマ(ヒロインの2人を演じる木下と菊地が、ヒーローを演じる載寧・林・伊藤をコーラスに従えて歌う)が使用されている。なおヒロインのコンビは、その17話のタイトル「ツインカム エンジェル」の名で呼ばれ、人気を博した。

本作における『デカレンジャー』という名称は、宇宙警察そのもの、またはその捜査官を指すものであり、本編中では初期メンバー5人以外にも多くの戦士が登場している。前半で上官のドギーがデカマスターに変身できる事が判明(変身する機会は抑え目)。その後、シリーズ初の7番目に当たる戦士であるデカブレイクも登場。よってシリーズ初のレギュラーが7人の作品となった。この7人以外にも、2話のみ登場したデカスワン、1話のみ登場したデカブライト、劇場版で一瞬だけ登場したデカゴールドと、計10人の『デカレンジャー』が登場し、最終回では8人が一度に会した。

放映話数が本作以降、『炎神戦隊ゴーオンジャー』まで50話に達していない。

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必殺技

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