特撮ヒーロー、特撮ヒロイン大百科

特撮ヒーロー、特撮ヒロイン大集合
ダイレンジャー

五星戦隊ダイレンジャー』(ごせいせんたいダイレンジャー)は、1993年(平成5年)2月19日から1994年(平成6年)2月11日までテレビ朝日系列で毎週金曜17:30 - 17:55(JST)に全50話が放送された、東映制作の特撮テレビドラマ。「スーパー戦隊シリーズ」第17作にあたるが、放映当時は『バトルフィーバーJ』から数えて15周年記念として扱われた。

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あらすじ

今から8000年前の紀元前6000年頃、中国南部にダオス帝国が誕生した。そこは、サイキックパワーの能力(妖力)を使うゴーマ族と気功術の能力(気力)を使うダイ族が支配していた。だがある日、ゴーマ族は、帝国を自分たちの支配下に置こうとダイ族に攻撃を仕掛けてきた。平和を愛するダイ族は戦いを決意し、その日から長い戦いが始まった。長く5000年近い戦いの末、ゴーマ族とダイ族は地上から姿を消し、戦いは終わった。

しかし現代にゴーマ族が復活し、暗黒の世界を作りあげようとしていた。その時、「天に輝く五つ星」が現れた。彼らは気力や拳法を使う若者で、ダイ族の生き残りである道士・嘉挧(カク)の導きにより、転身(変身)する。

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特徴

放映当時、本作品がシリーズ15周年記念と位置付けられていたことから、本作品ではこれまでの作品で踏襲されてきたいくつかのパターンを意図的に破る試みがなされている。テンマレンジャー・将児役の羽村英の回想からも、主演の5人が今までと違うものを演じるという気概を持って挑戦していたということが窺える。

設定面

本作品では、「5人全員が主役である」というスタンスが特に重要視されており、それを強調するための様々な策が講じられた。

まず、本作品では明確なリーダーが設定されていない。これまでの戦隊シリーズの通例から行けばレッドに相当するリュウレンジャー/亮がリーダーと設 定されるところであるが、「生身で気力などの潜在能力が一番高いのは、レッド(リュウレンジャー/亮)ではなくピンク(ホウオウレンジャー/リン)」とい う設定などから窺えるように、彼には「絶対的なリーダー」というキャラクターが与えられていない。

また、メンバーが各々名乗った後の締めとなる決め口上をリードするのはその話の中心キャラクターであり、必ずしもリュウレンジャーではないというの もそのひとつである。アイキャッチ映像も従来のように全員が集合したものではなく、メンバーを1人ずつ映したものが5種類、キバレンジャー登場後は6種類 が用意され、各話の中心キャラクターのものが使用された。該当者が複数いる場合はAパートとBパートで別の映像を使用した。これらは後続の諸作品に強い影 響を与えている。

演出面

当時の格闘ゲーム人気なども反映したのか、メンバーの5人は拳法の達人と設定されている。特に亮を演じた和田圭市は実際に格闘技が得意であり、リュウレンジャーのスーツアクターを担当した大藤直樹よりも体格が良かったという。

同様の設定がなされた作品は過去にも存在するが、本作品では前述の中国的なテイストの影響から、彼らが使う拳法も実際の中国拳法が基となっており、 既存の作品との差別化が図られている。アクションのみならず、名乗りポーズもまた各々自分の使う拳法を取り入れたものとなっている。

第47話では、転身不能になった5人が素顔のまま名乗りポーズを行うという、これまでの作品では殆ど見られなかったシーンもあり、演じた役者たちのスーツアクター達に負けない動きの良さ等から、本作品随一の名シーンとも言われている。素顔のまま名乗りポーズを行うシーンは以後の作品でも見られる。

また「戦隊メンバーも普通の人。当然、服は着替える」「色ではなく顔で覚えてもらいたい」と考えたキャスト陣の主張により、ある程度コスチュームを 固定している前後の他作品とは対照的に変身前に着ている衣装のバリエーションが非常に多く、変身後のスーツ色と衣装の色を意図的に関連させない傾向も見ら れる。例えばキリンレンジャー/知(黄)の着ていたスーツは青が多い。

作劇面

作劇面では前述のスタンスを強調する形で、各メンバーごとに因縁のあるキャラクターを設定し、それに併せてメンバーごとにメインとなる脚本家を置い てサイドストーリーを進行させている。また、善悪を超越した超巨大キャラ・大神龍の登場に端を発し、ダイレンジャーとゴーマが一時的に休戦したり、ダイレ ンジャーの司令官格である道士・嘉挧が、物語の終盤ある理由によりダイレンジャーと決別したり、最終回では大団円とならないという、いかにも中国的な思想 とも言えるようなどんでん返しが用意されている(この予想外の結末には、ファンからも賛否両論である)など、これまでのシリーズ作品では見られなかった要 素がいくつも投入されているが、これらの要素やサイドストーリーは結果として物語に噛み合わず、次回作以降の大きな課題となる。

その他

この他特筆すべき点としては、それまでの戦隊で見られた「合体!○○」といった合体コードに代わり、戦隊を冠する単語が巨大ロボの合体コードに新しく取り入れられたこと(大連王の『五星合体』)が挙げられる。

また初期メンバーとして数年ぶりにグリーンが登場。平成に入ってからの戦隊としては初めてとなる。

タイトルロゴ末尾の「ー」は「ャ」の上に置かれたが、不評だったのか翌年以降の作品では「ャ」と「ー」の位置が逆転した。


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