特撮ヒーロー、特撮ヒロイン大百科

『秘密戦隊ゴレンジャー』（ひみつせんたいゴレンジャー） は、

なお、“秘密戦隊”のネーミングは、作品タイトル等につけられたもののみで、本編中には一切登場しない。一部の書籍資料に「ゴレンジャー」チームの事を「秘密戦隊」と呼称している記述が見られるが、これは正しい表現とは言えない。

世界征服を企み、国際的に暗躍する「黒十字軍」。彼らの侵攻を食い止めるべく、国連は“イーグル”という国際的平和組織の秘密防衛機構を設立、世界を各10ブロックに分けて黒十字軍に対抗していた。しかしある日、黒十字軍は日本ブロックに焦点を絞って総攻撃を仕掛け、全国の各支部（北海道・東北・関東・関西・九州）は壊滅してしまう。

しかし、各支部に1人ずつ奇跡的に生き残った者がいた。関東支部の海城分隊長の弟で、秘密工作のスペシャリスト・海城剛、東北支部の分隊長・新命 明、九州支部の精密技術班員・大岩大太、北海道支部の化学分析班員・ペギー松山、そして関西支部の新米隊員・明日香健二である。イーグル日本ブロックの最 高指揮官である江戸川権八は、彼ら5人を新宿の秘密基地に呼び寄せた。

ここに、イーグル日本ブロックが黒十字軍に逆襲するために創設した特別部隊「ゴレンジャー」の戦いが始まった。

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変身ヒーロー作品に「戦隊」という要素を取り入れ、かつ、5人のヒーロー（その内1人はヒロイン）が最初から登場するという事から子供達の大きな人気を集め、結果的に最高視聴率は25%、放映話数も84話という記録を打ち立てる。この放送期間（約2年）は『スーパー戦隊シリーズ』での最長記録となっており、未だにその記録は破られていない。人気を支えた理由としては作劇面で、第1話の時点で5人のキャラクターを明確にしたことや、ハードなスパイアクションからギャグ、なぞなぞネタなどあらゆる要素を盛り込んでいたことなどが挙げられる。

現在では『スーパー戦隊シリーズ』の第1作という扱いになっているが、元々シリーズ化する前提で企画されたわけではなく、また本作と次作『ジャッカー電撃隊』は石森章太郎原作のため、『バトルフィーバーJ』 以降の東映オリジナル作品とは区別されていた時期もあった。解釈はどうあれ、色分けされたゴーグル装着の集団変身アクションというスタイルは今日まで引き 継がれていることは確かであり、TV史にもこれだけエポックメイキングとなり得た番組は数が少ない。ただし、熱血漢のリーダー、ニヒルなサブリーダー、肥 満型の三枚目、紅一点、最年少男性という人物配置は『科学忍者隊ガッチャマン』に影響されている

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