特撮ヒーロー、特撮ヒロイン大百科

『星獣戦隊ギンガマン』（せいじゅうせんたいギンガマン）は、1998年（平成10年）2月22日から1999年（平成11年）2月14日までテレビ朝日系列で毎週日曜7:30 - 8:00に全50話が放送された、東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公達が変身するヒーローの名称。「スーパー戦隊シリーズ」第22作目にあたる。

3000年前、地球の自然から与えられる星を守る力・アースを持つ戦士達と、銀河の平和を守るために戦う神秘の動物・星獣によって海底に封印された宇宙海賊バルバン。しかし海底地震の影響で封印が破れ、彼らは現代に復活した。強大な魔獣ダイタニクス復活を目論む彼らは、そのためのパワーとして「ギンガの光」を欲し、それがあるとされるアースを体得し自然と共に暮らす人々の故郷・ギンガの森を襲撃する。

ギンガの森では戦士の証・星獣剣を受け継ぎ、第133代目の戦士に選ばれたヒュウガ・ハヤテ・ゴウキ・ヒカル・サヤの5人の戦士達がバルバンを迎え撃つがヒュウガはゼイハブに敗れ、地割れの中に姿を消してしまう。しかし地割れに飲み込まれる寸前、ヒュウガは星獣剣を弟・リョウマに託す。リョウマは兄に代わり新たな戦士となり、他の4人と共に伝説の戦士・ギンガマンへと転生する。

ギンガの森の長老オーギはギンガの森の力を悪用されないため、5人の戦士にバルバン討伐を託し、それまで村を自らも含めた住人ごと封印することとする。

5人はリョウマがたまたま知り合った少年・青山勇太の父の紹介で乗馬クラブの従業員となり、バルバン復活を知って彼らの元に現れたギンガレオンをリーダーとする五星獣と共に、地球を滅ぼそうとするバルバンに立ち向かう。

ウィキペディア（Wikipedia）

当時巨大戦において2号ロボとの合体、もしくは主役ロボの交代が定番化していた中で、本作品ではあえてそのパターンを排し、1号ロボに当たるギンガイオーがギンガの光によってパワーアップするだけで最後まで闘い続けるという路線を貫徹している。本作品のメインプロデューサーである��寺成紀は、はじめは巨大ロボを廃して5体の星獣達のみでストーリーを進めることも考えていたといわれ、実際序盤は合体せず星獣の上にギンガマンが乗り力を合わせて巨大化した魔人を倒す展開になっている。またこれにより、後半の巨大戦は最大4体の人型ロボが並ぶことになる。

敵組織であるバルバンには各幹部ごとに1つの軍団が形成されており、それぞれにモチーフが定められているのが特徴の一つと言える。また本作品では各軍団が1クールごとに交代するという手法がとられているが、これは『仮面の忍者赤影』を意識したものとなっている^[2]。

その他の点としては、昭和期の戦隊にて多数見られた「イラストによるアイキャッチ」の復活などが挙げられる。なお、本作から、「テレビを見るときは部屋を明るくして離れてみてください」という注意がオープニングの時に表示されるようになった。

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